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『動輪の盟主』
この章では我国最大動輪である動径1750mmの
C形動輪のみを掲載しています。
1750mmの動輪には最大最速の蒸気と謳われた
「つばめ」や「はと」を牽引した
「C62」を筆頭に、
現在活躍中の「やまぐち号」や「ばんえつ物語」
などの「C57」があります。
そのほか2011年には「SLみなかみ」の「C61」も復活しています。
先ずはその中で貴婦人の愛称で親しまれる
「やまぐち号」に乗ってみました。
入線時に迫り来る鉄塊の迫力とその存在感、
出発時のブラスト音にドラフト音と身体が震える
ようです。
圧巻は仁保から篠目間の25‰の急坂での苦悶に
喘ぐフランジ音に
混じった悲痛な叫び声は熱い感動です。
これらC型動輪の中にあって「C50形式」
「C52形式」「C56形式」「C58形式」は
やや小型の動輪を装着しており、
一般のエリア別項目に掲載しています。
動径1750mmの中でも「C51形式」「C53形式」
「C54形式」の動輪は
動輪単体としては未だ見ることはなく
「幻の動輪」となっているようです。
これを裏付けるように3形式のナンバープレートも僅かに確認できる程度です。
展示館を回れば「C51形式」と「C53形式」の
プレートも見ることはできますが、
中には記念プレートもあるようで識別は困難です。
「C54形式」のプレートとなると、今まで見たのは「C5417」の1枚のみです。
これは大阪・共永興業(株)本社に保管されて
います。
静態保存もなく非常に貴重なプレートです。
尚、静態保存としては「C51形式」は4機、
「C53形式」は1機、「C54形式」は「0」と
なっています。
最も多く保存されている動輪は、
やはり「C57」のようです。
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<1>帖佐駅 日豊本線 |
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形式番号 C5534 第1動輪 / 動径1750mm |
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終生九州で活躍した過ぐる日のC5534 |
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駅前から続く商店街や住宅はやがて国道
10号線に交わります |
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駅前広場の中央に置かれているC5534
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<2>旧神居古潭駅 |
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形式番号 C57130 第1動輪 / 動径 1750mm |
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第2動輪は「JR北海道 旭川支社」にあります。 |
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群馬県前橋市の「フジ模型店」の第3動輪
(C57130)は改築時に廃棄したそうです
(2011年8月 オーナー談) |
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神居大橋 |
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旧神居古潭駅 |
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この「C57201」はC57として
最後に製造されたSLです。 |
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<3>焼津駅 東海道本線 |
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形式番号 C57146 第2動輪 / 動径 1750mm |
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焼津駅 |
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<4>1750mm |
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腐食と厚塗りで刻印は確認できません |
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しかしながら実測では確実に最大動輪である
ことを示しています |
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<5>JR北海道 苗穂鉄道技術館 |
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形式番号 C6216 第2動輪 / 動径 1750mm |
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苗穂構内を進むC11171 |
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動輪INDEX |
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