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『駅鐘』
その多くはホームの片隅や駅構内に慎ましく
閑寂な姿で佇んでいます。
駅鐘は長いあいだ列車の出発合図や時鐘として
使われてきましが
今ではその役目を終え「幸福の鐘」や安全祈願の
「心の鐘」
として継承されています。
また、異色な存在としてはホームなどに
その地域社会の長い文化歴史に育まれた梵鐘なども
見かけることができます。
梵鐘は安全祈願は勿論のこと、
撞木で叩いてみれば、
その音は安らぎをも与えてくれます。
近年はホームや駅構内だけに留まらず、
新しく建てられた駅舎の尖塔や駅のシンボルとして駅時計や
駅鐘と一体化したモニュメントとして設置されている駅も数多くみられます。
この章ではホーム並びに駅舎内に設置された
オーソドックスな
駅鐘のみに限定して取り挙げています。
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<1>門司港駅 |
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この門司港駅では大正3年の新駅開業以来
列車の出発時に
「出発合図の鐘」として使用され
昭和には「安全の鐘」として
お客様の安全を見守ってきた鐘であります。
時代は平成に移りこの鐘は「旅立ちの鐘」
として
結婚・進学・就職などを期に、
鹿児島本線の起点である門司港駅から
旅立って行くお客様を
見守るという願いを込めこの場所に
蘇りました。
-駅案内板より-
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旅人の安全を願う「旅立ちの鐘」 |
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駅舎は「重要文化財」に指定されている |
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<2>小樽駅 |
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「小樽驛標柱」 |
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<むかい鐘>
小樽駅正面玄関入口にある「むかい鐘」
昭和40年ごろまで列車到着の予報として打ち
鳴らしていた。 |
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改装中の小樽駅 |
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<3>高岡駅 |
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高岡銅器で有名な高岡駅には改札口に「おり
ん」が置かれ、
鳴らしてみると高岡駅の発車音が奏でられま
す
高岡市は伝統産業として梵鐘や仏具などの銅
器製造が
全国的に有名です。
そのほか高岡漆器や高岡仏壇なども作られて
います。
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高岡駅前 |
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<4>釜石駅 |
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震災で犠牲になった方々への「鎮魂の鐘」 |
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被災地の一日も早い復興を願っての
「復興の鐘」 |
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未来永劫へと望みを繋ぐ「希望の鐘」 |
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人々の心の記憶を伝え残す「記憶の鐘」 |
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東日本大震災で被災した岩手県釜石市の復興の
シンボルとして製作された。
鐘は縦80㎝、直径45㎝、高さ2.8mで合掌を
モチーフとしています。 |
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