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北アルプス縦走 |
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登山計画 |
1日目:信濃大町→高瀬ダム→烏帽子岳→ 烏帽子小屋(泊)
2日目:烏帽子小屋→野口五郎岳→水晶岳 →水晶小屋(泊)
3日目:晶小屋→鷲羽岳→三俣蓮華岳→
黒部五郎小舎(泊)
4日目:部五郎小舎→黒部五郎岳→ 北ノ俣岳→太郎平小屋(泊)
5日目:郎平小屋→薬師岳→太郎平→ 折立→富山 |
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登山日 |
1997年8月 |
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登山口 |
黒部五郎小舎 |
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コース |
( ):区間所要時間 |
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黒部五郎小舎→1:40→ 黒部五郎分岐点→0:20
5:40 7:20 |
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→黒部五郎岳 →1:10→中俣乗越 → 1:30→
7:40 8:10 9:20 |
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→北ノ俣岳→(1:30)→ 太郎平小屋
10:50 12:20 |
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所要時間 |
5時間50分 |
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黒部五郎岳(2840m) |
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黒部五郎岳(2840m) |
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黒部五郎岳は黒部川源頭のひとつでもあり、
カールの融雪水を源流として幾重にも沢が
派生しています。
山麓では数人のグループが早朝より
融雪水を利用し
ソーメンを美味しそうに啜っていた。
それを横目に見ながら大圏谷の黒部五郎を
目指した。 |
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黒部五郎岳(2840m) |
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「黒部五郎小舎」は北アの中でも
「雲平山荘」や
「水晶小屋」と共に最深部に位置する山小屋です。 |
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山腹より山頂を望むがガスで覆われ視界悪し |
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小屋から約2時間半で山頂への分岐に達し、
左へ急登すると山頂に至る。
山頂で朝食を摂り「薬師岳」を目指す。
変化の乏しい緩慢な主稜線を幾度となく
アップダウンを繰り返す。
やがて周囲の風景が徐々に穏やかな草地へ変わると
池塘や高山植物が
展開し、
今夜の宿泊地「太郎平小屋」(2372m)は近い。
縦走の中で最も安らぎと癒しを味わうことが
できる高度2500mの
稜線闊歩である。 |
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黒部五郎岳 2840m |
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大圏谷を抱く黒部五郎岳 2840m |
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黒部五郎岳 2840m |
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北アルプス縦走 |
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登山日 |
1997年8月 |
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登山口 |
長野県大町市平高瀬入高瀬ダム |
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コース |
区間所要時間 |
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1日目 |
松本→信濃大町→タクシー→高瀬ダム→ 6:40 |
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→ 4:30 → 烏帽子小屋 → 1:05 →
11:10 13:15 |
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→ 烏帽子岳 →1:00 →烏帽子小屋(泊)
14:20 14:35 15:35 |
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2日目 |
烏帽子小屋→ 2:35 → 野口五郎小屋 →
5:10 7:45 7:55 |
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→ 3:15 → 水晶小屋→ 0:40 →水晶岳→
11:10 12:15 12:55 13:00 |
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→ (0:40) → 水晶小屋
13:40 |
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所要時間 |
13時間45分(1日目:6時間35分/2日目:7時間10分) |
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水晶岳山頂 2986m |
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今回の北アルプス縦走は
信濃大町から富山県の折立→富山までの
4泊5日の行程である。
夜行で松本に入り各駅停車で信濃大町に
到着すると、
列車から降りた登山客がタクシー乗り場へ急ぎ
長い行列ができる。
駅前のタクシー案内人はよく心得ていて
烏帽子、
水晶、鷲羽へ行く人は、
4,5人まとめて相乗りさせてくれる。
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水晶岳山頂 2986m |
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烏帽子岳 2628m |
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一日目は北アルプス三大急登の一つ
「ブナ立尾根」の登りから始まる。
約2時間半連続のブナ樹林の胸突き八丁が続く。
無理すると酸欠になりそうである。
「ブナ立尾根」を終え烏帽子小屋へと急ぐ。
ザックを置きカメラひとつで
烏帽子岳へ向かう。
このオベリスクどこかで見たような?
思い返すとそれは遥か南の「鳳凰山」の
「地蔵岳」であった。 |
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水晶小屋(2900m) |
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野口五郎小屋(2924m) |
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二日目はいよいよ本登山の核心部をなす
主稜線の縦走で、
烏帽子小屋より一路南へ向かう。
数回の登降を繰り返すと荒涼としたザレ場の
「野口五郎岳」(2924m)に至る。
これより更に南下し
「真砂岳」より大きく西へ進路を取り
崩壊が進む軟弱な痩せ尾根を通過すると、
その先には小さく佇む水晶小屋が迎えてくれる。
小屋より稜線を辿り最後の岩稜を這い上ると
岩峰「水晶岳」に至る。
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野口五郎小屋(2924m) |
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今まで登った山で最も人口密度が高い
山小屋のひとつが、
この水晶小屋ではなかったかと記憶している。
1布団に2人とはよくある話だが、
この日は3人で真ん中の人は逆寝となる。
日常の生活からすると、
そんな窮屈な布団では眠られるはずがないと
思うのだが、
山ではこれで結構熟睡できるから
不思議なものである。
慣れない内は睡眠不足になるが、
数回繰り返すとすぐに慣れるようになる。
周囲に気を使うことより疲れて睡魔が
優先するからである。
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水晶岳より黒部五郎岳 |
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その夜は混雑で夜間にはトイレにも行けなく
寝返りもできない一夜であった。
しかし遅れて到着した人は
湿った土間で一夜を明かしたらしい。
その夜外は明け方まで冷たい雨であった。
カミさんもいることだし
宿泊できただけでも有難かった。
その土間で寝た青年とは翌日
「黒部五郎小舎」で再び一緒になった。 |
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野口五郎岳山頂 2924m |
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烏帽子小屋(2520m) |
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水晶岳(北峰:2978m 南峰:2986m) |
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北アルプス縦走
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登山計画 |
1日目:信濃大町→高瀬ダム→烏帽子岳 →烏帽子小屋(泊)
2日目:烏帽子小屋→野口五郎岳→
水晶岳→水晶小屋(泊)
3日目:晶小屋→鷲羽岳→三俣蓮華岳→ 黒部五郎小舎(泊)
4日目:部五郎小舎→黒部五郎岳→
北ノ俣岳→太郎平小屋(泊)
5日目:太郎平→薬師岳→太郎平→折立 |
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登山日 |
1997年8月 |
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登山口 |
「水晶岳」より続く |
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コース |
( ):区間所要時間 |
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3日目 |
水晶小屋→1:40→鷲羽岳→1:30→
6:30 8:10 8:20 |
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→ 三俣山荘 → 2:30 → 黒部五郎小舎
9:50 10:30 13:00 |
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所要時間 |
5時間40分 |
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鷲羽岳山頂 2924m |
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鷲羽岳山頂 2924m |
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未明より激しくトタン屋根をたたく雨音で
目を覚ます。
重苦しい気分で朝を迎え、戸外に出て見ると
濃霧と冷たい霧雨で身体が縮む。
今日は5時間ほどの行程なので、
ゆっくりと朝食を済ませほぼ最終組で
小屋を出る。 |
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鷲羽岳 2924m |
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鷲羽岳山頂 2924m |
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鷲羽岳(3180m)より槍を望む |
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三俣山荘 2550m |
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ワリモ分岐(2800m)を過ぎると雨も上がり
空も明るくなって来たようだ。
だが雨上りの稜線は風も冷たく
次第に無口で足早になる。
約1時間半程で「鷲羽岳」山頂に到着すると
既に昨夜の同宿者の早発組が集結していた。
正面には槍ヶ岳が聳え、
山頂からの北アの眺望は第1級である。
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正面に槍ヶ岳 3180m |
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これより一気に1時間近く降下すると緑の
ハイマツの原野に
「三保山荘」(2550m)が佇んでいる。
この山荘は現在地代紛争で林野庁と係争中で
あるらしい。
売店でオーナーが執筆した
「山小屋はいらないのか」という本を一冊買い
求め読んでみることにした。
山荘をあとに「三保蓮華岳」(2841m)の
北側をトラバースし、
白砂の台地を南に下って行くと
今夜の宿泊地「黒部五郎小舎」に達する。 |
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重量感がある鷲羽岳 |
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山 名 |
槍ヶ岳 |
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登山日 |
1998年8月 |
登山計画
3泊4日 |
【1日目】松本→ 上高地→殺生ヒユッテ
【2日目】殺生ヒユッテ→槍ヶ岳山荘→ 槍ヶ岳→横尾山荘
【3日目】横尾山荘→涸沢小屋→奥穂高 岳→穂高岳山荘
【4日目】穂高岳山荘 →横尾→上高地
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コース |
( ):所要時間 |
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1日目 |
松本駅→上高地→4:40→ 槍沢ロッジ→
6:50 11:30 12:00
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→ 3:55 → 殺生ヒユッテ(泊)
15:55 |
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2日目
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殺生ヒユッテ → 0:40 →槍ヶ岳山荘→
8:20 9:00 9:35
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→0:40 → 槍ヶ岳 → 0:40 →
10:15 10:20 |
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→槍ヶ岳山荘→ (5:30)→横尾山荘
11:00 11:40 17:10 |
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所要時間 |
16時間05分 |
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今日は二度目のアタック。
昨年九月に同ルートで試みたが季節はずれの
大雪で
天狗原で涙のリタイアとなった。
では
今年は大丈夫かと思いきや、
巨大台風の接近で雲行きが怪しくなる。 |
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「槍沢ロッジ」を過ぎた頃
突然行き交う人の中に見知った人を発見。
声をかけると昨年南アルプスで
悪沢から聖まで
共に歩いた兵庫県尼崎のKさんであった。
いつもの大きなザックを背負い、
今日は奥さんと一緒であった。
小雨の中、声を掛け合い握手をする。
山での出会いには多くを語らず
熱い握手で心が通じ合うところが良い
ところである。
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常念岳より槍ヶ岳を望む |
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登るにつれ次第に下って来る人が多くなる。
台風で早めの下山かも知れない。
見るとその中に登山家のI氏の姿があった。
撮影が終わっての帰りだそうだ。
周りの人たちと挨拶を交わし、
うしろ姿を見送った。
風強く稜線までは無理なようなので
稜線下の「殺生ヒュッテ」に変更。
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鏡平より槍の穂先 |
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鷲羽岳より |
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翌朝4時過ぎに雨音で目を覚ます。
雨、風、ガスと最悪。
雨の中を決断がつかぬまま「槍ケ岳山荘」まで
上がってみる。
小屋に入って外の様子を見ていると昨夜
同宿したご夫妻が下りて来たらしく、
「今、登って来たがなんとか行けそうですよ」
との言葉。
これがラストチャンスだと思い慌てて飛び出す。
風はおさまったようだが墨色の雲が岩稜を覆い
槍の穂先が不気味な形相を見せる。
登る人も下る人もいない。
山頂は沈黙と暗黒の世界であった。 |
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厳冬の槍ヶ岳 |
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山岳名 |
穂高岳 |
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登山日 |
1998年8月 |
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登山計画
3泊4日 |
【1日目】松本→上高地→殺生ヒユッテ
【2日目】殺生ヒユッテ→槍ヶ岳山荘→ 槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘→横尾山荘
【3日目】横尾山荘→ 涸沢小屋→
穂高岳山荘→奥穂高岳→穂高山荘
【4日目】穂高山荘→横尾→上高地→松本 |
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コース |
( ):区間所要時間 |
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3日目 |
横尾山荘 → 3:10 → 涸沢小屋 →2:20
5:50 9:00 9:30
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→ 奥穂高山荘 → 0:55 → 奥穂高岳 →
11:50 11:55 12:50 13:10
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→ 0:50 → 穂高岳山荘
14:00 |
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4日目 |
穂高岳山荘 →2:25 →涸沢小屋→2:40
5:00 7:25 7:40 |
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→ 横尾 → 2:30 → 上高地
10:20 10:30 13:00 |
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所要時間 |
14時間50分
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「槍」を終え暗雲の中
一気に横尾山荘まで下る。
明日は「穂高」へ上がってみる。
夕刻小屋へ入ると内部が騒がしい。
なんと昨日出会った登山家のI先生が
宿泊されていた。
食後、山仲間が先生の部屋へ集まり
山談義に花が咲く。 |
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穂高岳山頂祠 3190m |
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部屋へ戻ると奈良から来られたHご夫妻と
同室になり消灯まで話がはずむ。
翌朝互いに記念写真を撮りあって別れた。
夫妻は紅葉時にはテントを担いで
時々涸沢へ行かれるそうである。
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涸沢小屋前 2350m |
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涸沢小屋で遅い朝食を摂り、
これより本格的な登りに備える。
次第に高度を上げて行くと道はザレ場から
ガレ場へ、ガレ場から岩場へと変わる。
いよいよ穂高の本領を発揮してくる。
約2時間半で穂高山荘へ到着。
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山荘にザックをデポし山頂へ向かう。
鎖場、梯子が連続し悪戦苦闘の末、
山頂に辿るが体感温度は極端に低い。
小屋へ戻るとカミさんの様子がおかしい。
両手先の感覚が全くないと言う。
カミさんは暖房室へ駆け込み、
3時間ほど手先を温める。
食後は早目に横になり、
カイロを張ってマッサージをしてやると、
次第に感覚が戻ってきたようだ。
夜も充分眠れたようで、
次の日はすっかり元気になっていた。 |
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笠を望む |
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穂高岳山荘2983m |
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厳冬の穂高連峰 |
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百名山INDEX |
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