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山 名 |
恵那山 |
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登山日 |
1995年7月 |
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登山口 |
岐阜県中津川市川上字黒井沢 |
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ルート |
( ):区間所要時間 |
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1日目 |
御嶽山 →豪雨で中止→黒井沢登山口
8:50 17:00 |
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2日目
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黒井沢 → 2:10 → 野熊の池避難小屋
5:00 7:10 |
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→ 1:50 → 恵那山 → 避難小屋→
9:00 9:10 9:15 9:40 |
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→ 3:15 → 黒井沢 → 中津川
12:55 |
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距 離 |
5.8km |
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所要時間 |
7時間15分 |
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山頂は樹林で覆われ展望望めない |
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昨日は「御嶽山」の登山口で突然の豪雨に
見まわれ中止を余儀なくされた。
中津川に戻って雨の休日をとり市内を散策。
3時過ぎには雨も上がり登山口確認のため
黒井沢まで樹林帯に分け入る。
気軽に来たものの途中10km程の道は狭路の
ダートで市内まで戻る気力もなくなり
登山口で夜を明かすことにした。 |
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7月と言えども山の落日は早い。
登山口は鬱蒼とした樹林帯の中にあり、
差し込む光は遮断され時間とともに音と光が
消えてゆく。
7時を過ぎると1点の光もなくなり、
沈黙と暗黒の世界へと変わって行く。
僚友車を期待していたが、
最後まで車を見ることはなかった。
「カミさん」も初めは怖がっっていたが、
適当に励まし早めに寝入った。
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4時過ぎには目を覚ますが昨夜より車の来着は
なかった。
心理的には車泊よりも避難小屋での夜明かしの
方がはるかに緊張感が高いものがある。
(このとき、ある避難小屋で起こった事件のことが
思い出された)
こうして朝を迎え早く気分転換を図るべく
やや寝不足の中、5時前に出発する。
途中休憩することもなく一気に山頂に駆け
上がった。
2000m超にあっても山頂は樹林で覆われ展望は
良くない。
写真を数枚撮って山頂非難小屋へ引き換えし
コーヒを摂ると、
やっと活力が戻ってきたようだ。
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『ヒル騒動』
家へ帰った翌朝、カミさんが「首のうしろ
あたりが、何だかおかしい」と言う。
見てみると何か黒っぽいかたまりが動いている
ようで、あわてて病院へ駆けつける。
なんとびっくり。
「ヒル」が張り付いていたらしい。
カミさんは恐怖で驚くやら、青くなるやらの
大騒ぎ。
しまいには、もう山はいやだと言い出した。
それから、しばらくは「山」と言う字は
封印された。
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恵那山登山口:黒井沢 |
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稜線上に浮かぶ「恵那山」 |
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山 名 |
甲斐駒ヶ岳 |
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登山日 |
1995年7月 |
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登山口 |
長谷村長谷黒郷内 長衛荘 |
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コース |
( ):区間所要時間 |
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1日目 |
飯田 → 戸台口 → バス → 北沢峠→
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→仙丈ヶ岳(雷雨で中止)→長衛荘 |
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2日目
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長衛荘→1:15→双児山→2:15→
6:00 7:15 |
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甲斐駒ヶ岳→3:20→長衛荘→戸台口
9:30 9:35 12:55 |
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所要時間 |
6時間50分 |
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甲斐駒 2967m |
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昨日は仙丈ヶ岳3033mの五合目付近で
落雷、豪雨にあい中途断念。
今朝も昨日に続き重苦しい朝を迎える。
小屋前では早くから登山者が天候の回復を
願って空を仰ぐ。
6時を回ると痺れを切らした登山者が
仙丈と甲斐駒に別れ登り始めた。 |
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「駒津峰」まで進むが一向に天候の回復は
望めない。
道はいつしか白砂の砂礫帯に入っており
ザレ場を登り始めると突然濃霧の中から
「摩利支天」らしきものが姿を現す。
一瞬閃光が差し込み天空が大きく
二つに割れたようで、
見る間に水蒸気が上昇し視界が広がって行く。
やがて遠くの雲間に淡く「仙丈ヶ岳」が
姿をあらわす。
が、
それはほんのひとときで、微笑みかけた
女神も一瞬の内に雲間に隠れた。
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再び闇に閉ざされた登山道を進む。
やがて山頂に達するが風強く霧雨が渦を巻く。
数枚写真を撮るや急いで退却する。
もう少し長居をしたいところだが、
カミさんが早い下山を促す。
白砂を下りながら顔打つ雨しぶきを
手で払いのけるものの
摩利支天を再び見ることはなかった。
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北岳より甲斐駒を捉える |
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長野県長谷村交付により「東駒ヶ岳」と
なっている |
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旧長衛荘(現 北沢峠こもれび山荘) |
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北東には鋭い岩峰の「鋸岳」が |
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山 名 |
仙丈ヶ岳 |
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登山日 |
1995年7月 |
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登山口 |
甲斐駒に続く(甲斐駒 → 仙丈ヶ岳) |
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コース |
( ):区間所要時間 |
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北沢峠→2:30→小仙丈ヶ岳→1:05→
5:50 8:20 |
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→仙丈ヶ岳→1:00→小仙丈ヶ岳→1:40
9:25 9:30 10:30 |
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→北沢峠→バス→戸台口→中津川
12:10 |
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所要時間 |
6時間15分 |
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仙丈ヶ岳 3033m |
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仙丈ヶ岳
その山容は「甲斐駒」が鋭く尖った鋭鋒で
あるのに対し「仙丈ヶ岳」は
左右に大きく裾野を展開しその稜線は
甚だ美しく裾野まで線形を崩すことはない。
初日は雷鳴により中止を余儀なくされたが
今日は引き続き雨曇りの空であるが
再度アタックを試みる。
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仙丈ヶ岳 3033m |
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この2日間、悪天候で待機を余儀なくされた
関西からのパーティもあった。
リーダーは朝早くからもどかしく空を眺めては
決断の時機を待っていたようだ。
会う人ごとに『山は動かないよ』と悠然と
館内で振舞っていたが、
今朝はさすがに朝一番で出発したようだ。
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仙丈ヶ岳 3033m |
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小仙丈ヶ岳 2855m |
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夜が完全に明けきらぬ6時前に出発する。
この数日間の天候で足場は悪くぬかるみの
箇所も多い。
どうにか山頂に立つことが出来たが留まる
雰囲気でもなく、数枚写真を撮って
すぐに下山する。
30分ほど下っていくと、昨夜同室の東京からの
親娘三人家族に出会った。
今日は「仙丈」に登って、更に「大仙丈」
から南に縦走するとのこと。
随分山にも登っているようで三人とも
桁違いにザックも大きい。
キャリアの違いを思い知らされる。
雨も再び降ってきたようで互いに健闘を
誓って別れた。 |
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長衛荘 |
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山 名 |
鳳凰山 |
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登山日 |
1996年9月 |
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登山口 |
山梨県韮崎市円野町上円井 御座石鉱泉 |
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コース |
( ):区間所要時間 |
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1日目
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甲 府→ 御座石鉱泉→4:15→鳳凰小屋5:30 7:00 8:00 12:15 13:30 |
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→0:55→オベリスク→0:40→鳳凰小屋
14:25 14:35 15:15
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2日目
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鳳凰小屋→1:05→観音岳→0:25→
5:45 6:50 |
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→薬師岳→1:20→鳳凰小屋→1:10→
7:15 7:25 8:45 905
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→ 燕頭山→(1:55)→ 御座石鉱泉
10:15 12:10 |
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所要時間 |
11時間45分 |
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九月の半ばを過ぎると里山の朝夕は寒さが
身に染みる。
カーラジオからは秋雨前線の北上と長期の
停滞を伝えている。
先ずは韮崎から御座石鉱泉まで進んでみる。
今日は山小屋までの行程なので急ぐことはない。
1時間ほど待ってみるが止む気配もなく
ついにはしびれを切らし雨に消える。
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地蔵岳・オベリスク(2764m) |
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鳳凰小屋へ到着したときには既に雨は
あがっていた。
休息を兼ねて食事を摂り
そのあとオベリスクを訪ねてみる。
自然が織り成す造形芸術で、
積み上げられた岩塊が見事なオベリスクを
形成している。
小屋へ戻ると、
談話室には既に堀ゴタツが用意されており
夕食まで他の登山者と話がはずむ。 |
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観音岳 2840m |
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鳳凰小屋(2390m) |
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薬師岳 2780m |
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観音岳 2840m |
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観音岳 2840m |
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2日目の空はどこまでも澄み渡り、
山頂に近いところでは早やくもダケカンバや
ナナカマドの紅葉の走りが見られる。
今日は残りの観音と薬師とを巡ってみる。
山頂からは北に「八ヶ岳」、
正面には「甲斐駒」に「北岳」、
東には「富士山」と大パノラマが展開する。
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観音岳へ |
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正面には日本第2位の高峰「北岳」が迫る |
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右にオベリスク、左に北岳が |
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「北岳」より「鳳凰三山」 |
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百名山INDEX |
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