山 名 トムラウシ(2141m)
   

登山日 1997年7月 
   

登山口 トムラウシ 短縮コース登山口
 

 
コース ( ):区間所要時間    
   

1日目 十勝岳  →  新得町(泊)
 

 
 2日目 新得町→山麗駐車場→1:10→カムイ天上
      3:00      4:10 4:20
 
 

→2:30→前トム平→1:40→ムラウシ
    6:50 7:00  
   8:40 8:55
 

4:00→カムイ天上→0:50→山麗駐車場
   12:55 1310     14:00
   

所要時間 往:5時間20分 復:4時間50分
計10時間10分
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 トムラウシ(2141m)
 
 




 








  トムラウシ(2141m)
 
 
 
 
  トムラウシは石狩山地の中でも最深部に
位置しています。
トムラウシへの登山は新得町からのルートが
一般的であり、
途中にはトムラウシ温泉もあり、
ここを拠点とする登山客も多い。

コース上には避難小屋もなくピストンか
テント持参となる。
出来れば5時前には出発したいところで
ある。
 
 


 

 



  トムラウシ(2141m)
 
 
 







 
 
 
 昨日は十勝岳を終えたあと登山口確認のため
新得町より片道1時間半の行程を往復する。

早めにトムラウシ温泉へ予約を入れて
おかなかったことが悔やまれる。
夜間走行となるため道順と分岐を頭に入れ
新得町まで引き返す。

 

 
 

 


 トムラウシ温泉国民宿舎東大雪荘
 
 





 
 
 
 
 
 3時前に起床し玄関に置かれた
握り飯をもらって宿をあとにする。
街はまだ眠りの中だ。

昨日の記憶を辿って深夜の山道を急ぐ。
カミさんは低血圧で朝に弱く到着まで寝入っていた。
 
 
 

 
 
 
 
 
 今日は1日ひたすら歩くだけである。
休憩はトムラウシ公園と山頂のみを予定している。
登頂は遅くとも11時までには終えたい。

予報では今日1日晴れと伝えているが
山はどう急変するか分からない。
でも心強いことには変わりはない。
 
 
 
 

 
 
 
 随分歩いたのであろうか
やっと前方に高層湿原が見えてきた。
それまで無言のカミさんもやっと笑みが
こぼれる。

公園には大小の池塘が点在し
まさしく天空の楽園である。

これより更に足を進めテント場を超え、
最後のガレ場を登りつめると
待望の山頂が出迎えてくれる。

山頂ではコーヒーと軽い朝食を取り、
すぐに帰路に着いた。
帰りは往路のようなストレス的時間制約も
なく、
山頂突破の感激を味わいつつ山をあとにした。
  
 












 お花畑が広がる  帰りを急ぐ
 





 













 
 


 





  トムラウシ公園 1743m
 
 
 

 
 

 
 遠くに山頂を捉える






 



 
山頂が大きく迫る






 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
登山計画 十勝岳
 

 
登山日 1997年7月
   

登山口 上川郡美瑛町白金 望岳台
   

コース ( ):区間所要時間    
   

  上富良野→白金温泉望岳台→1:10→
        6:30
 
   

  美瑛岳分れ→1:00→十勝岳避難小屋 →
  7:40
           8:40 
   

  →1:00 → 十勝岳 →2:45 → 望岳台
      
9:40 955      12:40 
   

所要時間 6時間05分
 
 
 















 十勝岳 2077m





 



  十勝岳 2077m
 
 
 
 
 県下には朝から濃霧注意報が発令される。
5時過ぎにはホテルを出発するが
夜明けは遅く雲は重く低い。

この分では早目の天候回復は望めそうも
ない。
登れるのであろうか。
 
 




 

 
 望岳台 930m
 
 
 
 望岳台には既に3台ほど車が停まっているが、
人の動きはない。
1時間近く待ってみると視界もやや開けた
ようだが、
中腹以上は深いガスの中だ。

このあたりが前進か更なる待機かの分かれ
道だ。
じっとしていると寒くてしびれそうだ。
少し登ってみる。
 

 
 






 美瑛岳分岐 1258m
 
 
 
 
 他に登山者の姿はない。
晴れていれば噴煙が見られる「前十勝」を
横目に見ながらザレ場を登る。
ぷーんと硫黄が鼻を衝く。

登るにつれ道は角度を増しザレ場で足が
絡み合う。
なおも前傾姿勢で登ること1時間。

急に目の前が開けたようだ。
濃霧の中から突然山頂が顔を出した。
 
 
 


 
 
 
 
 










 
 
 









 十勝岳避難小屋 1320m 
 
 


 
 
 山頂は濃霧で覆われ湿った空気で身体が凍る。
カミさんが早い下山を促す。
視界も悪く写真もそこそこに山頂をあとにする。

30分ほど下って来ると薄靄の中から何やら
話し声が近づいて来る。
登山者が登り始めたのだ。
見ると登山者が堰を切ったように次々と
上がってきた。

避難小屋まで来るとガスもすっかり抜けた
ようで、
視界がぐんぐん広がってきた。
だが登ってみたもののややもどかしく、
空疎な山歩きであった。
 
 












 
 十勝岳避難小屋 1320m
 
 

 



 
 
 
 
 
  ↑↓早春の十勝連峰
 

 
 
 
 
 





 


   










   




   
 
 








 
 
 
 ↑↓  十勝連峰
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
山 名 後方羊蹄山」
   

登山日  1998年7月 
   

登山口 虻田郡喜茂別町留産 喜茂別登山口 
   

コース ( ):区間所要時間    
   

  千歳市 →支笏湖畔 →喜茂別登山口→
4:30         5:50 6:00
 
   

  → 九合目 → 0:30 → 後方羊蹄山
10:45 11:45     12:15 12:45
 
   

  → (4:50)→ 喜茂別登山口
          17:35
 
   

所要時間 10時間15分   
 
 
 




 







 
 


 








 雲間に頭を突き出す後方羊蹄山
 
 
 
 


 
 


 最終便で新千歳へ入る。
翌朝国道276号を通り喜茂別町を目指す。
  このコースを選んだのは外輪山へ
あがれば山頂まで最短距離で行けるという
単純発想であった。

しかし、これが大失敗のもとだった。
国道から道道へと移り登山道への進入口
を探すが不案内で
要領を得ない。

2,3度往復してそれらしき道へ進入するが
定かな駐車場もない。
雑草が繁茂し時間もなく止む無くその脇
に車を止める。
そこから20,30分進むと
やっと登山道らしき道に出た。
 
 
 








 


 
 
 国道276号の先には巨大な後方羊蹄山が
 
 
 



 
 この日は朝から猛暑が続く。
視界のきかない樹林帯を単調な足取りで
4時間程登って行く。
急に8合目辺りで脱力感と不快感を覚え
ダウンする。

木陰で休息していると今朝方出会った
札幌のNさん夫妻が、
早くも下山して来た。
事情を察知したのか冷たいスポーツド
リンクを頂いた。
 
 
 
 
 
 





 山頂には大きなカルデラが
 
 

 
 
 
 しばらく休息すると
すっかり元気を取り戻し30分遅れで山頂を
目指す。
40分後には山頂に立つことができた。

この時ご夫妻の助けがなかったならば
後方羊蹄山はおろか、
その後の「幌尻岳」や「利尻岳」も
危ぶまれたかも知れない。
 
 






 
 
 




 



 喜茂別町と京極町の町境界よりの羊蹄山
ここからの眺めは申し分ない
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 



 このコースは山小屋で一泊し
翌日山頂をピストンして駐車場に戻るのが
一般的である。

これまでの登山と違って
数回に渡って徒渉の繰り返しがあり
川渡りの準備も必要である。
 
 
 
 
 
 
 





 
 
 
 
 
 







 平取町の額平川を遡行し林道終点を目指す。
林道からは取水口まで5qほど歩き、
これより本格的な徒渉を繰り返す。
 
 
 
 
 





 
 
 
 
 
 
 




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 






 
 2、3回は要領を得ずうまく渡れない。
今年は春先より雨が少なく水位は低いらしい。
だが水位は見た目以上に深いものがあり
落ち込むこともある。
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 






この日は朝から太陽が照り付け
山頂往復で身体もほてり徒渉も心地よい。
 ザックや靴は大きなビニール袋に入れ
共に泳いだ。
渡りを繰り返す内に徒渉はいつしか遊泳へと
変わった。
取水口からゲートまで約2時間。
駐車場に着いた時にはすっかり乾ききっていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 










 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 






 
 
 
 
 
 
 美しい三角錐の戸蔦別岳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
山 名 「岩木山」
   

登山日 1996年6月
   

登山口 青森県弘前市 岩木山8合目駐車場
   

コース ( ):区間所要時間
   

  十和田湖 → スカイライン入口 → 4:30      7:30 8:00  
   

  →8合目駐車場→ 1:15 → 岩木山 →
  8:25 8:35    9:50 10:00
 
   

  →0:25→鳥の海噴火口→リフト→
      10:25
 
   

  → 8合目駐車場 → 青森空港
   10:35
 
   

所要時間 1時間40分
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 山頂標石と鐘
 
 
 
  4時過ぎに休屋を出て夜明けの十和田湖を
一周してみる。

途中展望所が三ヶ所ほどあるが、いづれの
ポイントでも霧深く
湖面はドライアイスのような白煙が
立ちのぼっていて
視界に入るものは何もない。
展望がないまま一周したところで、
岩木山へ向かう。
 
 
 

 



 


 濃霧が湖面を覆う
 
 





 






岩木山山頂 
 
 




 




 
 
 
 
 

 


 弘前市郊外より眺める「岩木山」は
中腹以上は白一色でまだ冬籠りのようである。
登頂は難しいのかと思いつつ、
スカイラインへと急ぐ。

7時過ぎには到着するがゲートは固く
閉じられたままである。
 
 
 
 

 




 





 




 
 
 
 
 

 




先着車が4,5台ほど並んでており
尋ねてみると開門は8時という。
午後の便を予定しており一瞬不安がよぎる。
8時丁度にゲートが開かれ一斉に全車が
8合目の駐車場を目指す。

道路脇には除雪された雪が高く積み上げられ、
登山道を九十九折に
登っていくと、
意外にも早く駐車場に達する。
 
 
 


 
 













 
最後のガレ場を登る 
 
 

 






岩木山山頂
 
 
 
 




 




 
 
 

 



 



 岩木山は独立峰ゆえ山頂部の雪解けは早い。
下からの様子とは随分違っているようだ。
8合目以上の登山道は雪も少なく
リフトを使わず歩くことにする。

山頂はやや風もあり体感温度は多少低く
感じられる。
寒い中、軽い朝食を摂り時間に追われるように
山をおりる。

帰路空港へ向かう車窓からは弘前郊外に広がる
リンゴ畑が
整然と果てしなく続いていた。
早春の岩木の風はなぜが心地よかった。
 
 
 
 








 弘前市郊外より 
 
 
 
 
 

 青森県には「岩木山」と共に並び称される
「八甲田山」が
十和田湖の北方に聳えます。
登山口は豪雪地帯で有名なあの
「酸ケ湯温泉」です。
 
 
 

 

 



五能線の越水駅よりの裏岩木
 




 





 
 



 




 
川部から五所川原にかけて
秋には紅色のリンゴ畑が続く
 
 

 百名山INDEX